WWDC2017に参加してきました

はじめに

はじめまして!ホットペッパービューティーのiOS開発を担当している外崎です。
Appleのエンジニア向けのイベント、Worldwide Developers Conference(WWDC)に参加してました。

WWDC2017

初めてのアメリカ、初めてのWWDCです。
現地の雰囲気など感じたことを中心にお伝えします!

WWDCに行くまで

WWDC開催前に日本でいくつかMeetupが開催されていました。
僕もいくつか参加させていただき、WWDCに行く前に日本の方とコミュニケーションを取ることができました。
日本からWWDCに行く人のFacebookのグループもあり様々な情報が共有されています。
グループをはじめ日本からの方々には大変お世話になりました。

WWDC開催前

今回はサンノゼ開催ということで、現地まではサンノゼ空港直行便で行きました。
会場近くのホテルは埋まってしまうのでチケットが手に入ったらすぐにホテルを取ることをオススメします。

WWDC初参加ということもあり、初日のKeynoteを良い席で見ないわけにはいきません。
必ず前日までにチェックインを済ませ、参加者バッジを手に入れます。
今回、僕は深夜3時から並びました。
Keynoteは現地時間で10時からなので7時間前から並んだことになります。

3時についた頃にはすでに十数人が並んでいました。
明け方は冷え込むので防寒対策をしっかりしたほうが良いです。
早朝から並んだかいもあって、Keynoteはとてもいい席で見ることができました。
3pm

WWDC開催中

WWDCでは新機能の解説をはじめとした様々なセッションがあります。
セッションのビデオは公開されているためいつでも見ることができます。
https://developer.apple.com/videos/wwdc2017/

おすすめのセッション

現地で聞いてみてオススメのセッションを紹介します。

Platforms State of the Union

https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2017/102/
Platforms State of the UnionはKeynote後に行われるセッションで主な変更に関してKeynoteよりも詳細に説明されます。
エンジニアにとってはKeynoteよりもこちらがメインとも言えるようなセッションです。

Essential Design Principles

https://developer.apple.com/videos/play/wwdc2017/802/
UIデザインの原則を旅行を例にして分かりやすく説明しています。
具体的なアプリの例まで落とし込んでいるのでとても参考になります。

ラボ

様々なセッションの存在も欠かせませんが、ラボと呼ばれるAppleの社員に直接相談できる場所があります。
ラボはフレームワークやサービスなどに分類されており、それらに詳しいApple社員が担当になって相談に乗ってくれます。
Appleの方はとても丁寧に対応してくれるため、ラボで英語はさほど苦労しませんでした。
実際にコードを見せつつ相談することをオススメします。

User Interface Design Lab

ラボの中でも特に人気なのがUser Interface Design LabでAppleのデザイナーに直接デザインの相談ができます。
これらの特定のラボは予約制になっていて、朝の7時にWebで当日分の予約ができます。
User Interface Design Labの予約は数分ですべて埋まってしまいます。
なんとか4日目のUser Interface Design Labの予約が取れたので実際に行って来ました。

User Interface Design Labは区切られた個室のような空間でAppleのデザイナーと1対1で会話ができます。
僕は実際のアプリをみせつつ(日本語を翻訳しつつ)、デザインの改善点を相談しました。
部屋には各デバイス用に紙が用意されており、デザイナーが改善案を説明してくれながらフレームを書いてくれます。 画面の一通りの機能を説明すると、すぐに改善案をだしてくるのには驚きました。 30分の短い時間でしたが多くのものを持ち帰る事ができました。

ui_lab

WWDC関連イベント

WWDC会期中は周辺でイベントも同時開催されます。
なかでも有名なのがAltConfです。参加は無料なので少しだけ顔を出して来ました。
WWDCのチケットに外れてしまったけど現地に行く方はこちらのイベントに行くようです。

また、Realmが開催していたWWDC 2017 Swift Panelにも参加してきました。
このイベントはとにかくゲストが豪華で、Swiftの開発者のChris Lattnerさんと会えたことは一生の思い出になりました。
少しだけ話す時間があったのでSwiftにPull Requestを投げてContributeをした話をして来ました。 latter

さいごに

WWDCに参加してとても充実した一週間を過ごしてきました。
日本でもセッションのビデオなどのほとんどの情報は手に入りますが、ラボへ行くことや現地の熱量を感じられるのでエンジニアは現地で過ごすべきですね!