WWDC15 参加レポート Day1 Keynote徹夜編

こんにちは、大島 雅人です。

前回はDay0として準備編を書きましたが、本記事ではDay1として出発からWWDC1日目までを書きたいと思います。時差の関係と徹夜でKeynoteに並んだこともあり、とてつもなく長い1日となりましたが頑張って書いていこうと思います。

成田 to サンフランシスコ

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成田空港から日本時間の日曜17時頃に出発です。飛行時間は約9時間。現地には時間が戻って日曜日の10時頃着きます。そのため、このフライトで何時間寝れるかが勝負になるわけですが、3時間ほど寝ることが出来たので上出来だったかなと思います。

サンフランシスコ空港に到着してから、Hotel Shuttleというホテルまで送って行ってくれるバスが出ているというのを聞いていたので、2階か3階に上がって外に出てみましたが特にバスが発着している様子は見受けられず。待っていればそのホテル行きのシャトルが来てくれるもんだと勝手に思っていましたが、そういう訳ではなくShared Vanという乗り合いのバスに乗ればいいことが分かりました。途中でそのバンは色々なお客さんをピックアップしながらユニオンスクエア周辺のホテルまで向かいます。料金は一人$15でした。2人以上ならUberの方がいいかもしれません

モスコーニセンターでWWDCに参加者登録

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WWDCは前日に参加者登録することができます。この時点で登録しておけば当日すぐに入場することができます。モスコーニセンターに近づくとPassbook経由で通知が出てきます。そして会場に入りPassbookを見せてジャケットと参加証をもらいました。ジャケットのサイズ表記がSwiftで書かれていて憎い演出ですね。ちなみに、この参加証を失くすと再発行してもらえないようなので気をつけましょう。

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Apple本社があるクパチーノへ

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WWDC期間中は特別にApple本社のカンパニーストアがオープンしています。時間があまりなかったので、同僚と4人でUberを使いクパチーノへ向かいました。Appleのロゴ入りTシャツなどはここのカンパニーストアでしか買えないとのことですが、Apple本社はカンパニーストアぐらいしか見どころがなく、少々残念でした。

Apple本社から帰ってきてからWWDC前夜祭に参加しました。この前夜祭は主にWWDCに参加する日本人で集まって開催されたもので、初めてのWWDCの参加だったのでいろいろな情報交換ができてとても助かりました。一緒にKeynoteに徹夜で並ぶ仲間も見つけ、一旦ホテルに戻って3時間程仮眠を取りました。

Keynoteの列に並ぶ

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時差ぼけからの仮眠で大変だと思っていましたが、意外と目覚めることができました。深夜に出歩くのは怖かったのでUberでモスコーニセンターまで行きました。夜の3時でもUberはたくさん走っているので便利です。

モスコーニセンターはとても大きい建物で外周に沿ってKeynoteのための列に並ぶことになります。我々は夜の3時から並び始めて、入り口から2つ目の角を曲がって少し進んだあたりで陣取ることができました。
並ぶ時は厳密な1列ではなく、横に広がって広々と並べるのでそれほど辛くはないです。

6時ぐらいになると急激に列が縮まるタイミングがあります。ここで後ろの方からダッシュで追い抜いていくモラルがない人たちもいました。今まで並んでた列が横10列ぐらいになり、会場のドアが開くとみんな一斉になだれ込んでいきます。このとき、列に並んでた人たちのイスや毛布や飲み物などがそのままになっていて、こんなのアリ?と思うぐらいに無法地帯でした。もう、コーヒーとかで床がベチャベチャ。ですがAppleの人も特に怒っていなかったので、そういうものなのかもしれません。日本人はお行儀が良すぎるのかな(笑)

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モスコーニセンターは3階建て、でまずは2階に並びます。このときにOdwallaやとっても甘いパンなどが朝食として食べることができます。しかし、ここからまた2時間ぐらい並ぶことになり結構辛かったです。外にいたときは足を伸ばせたけど、中に入ってからはギュウギュウ詰めなのでなんとか足を折りたたんで座る状態です。ちょこちょこ列が進んでいくのでずっと座ってもいられなず、体力も減ってきて立ったまま寝てました(笑)。

Keynote開始

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やっと会場に入ることができました。結構前の方ではないのかと期待していましたが、そもそも、プレス席が会場の2/5ぐらいを占めていたため、一般のDeveloperが座れるのは中央ちょい前ぐらいからしか座れません【追記】プレス席は中央エリアだけで左右のエリアは一般人も座れるようです!。我々は一般席の13列目ぐらいでしたが結構遠かったため、前に座ってる方も背が大きい人が多く、こんなにがんばったのに・・・という気持ちでいっぱいでした。

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ティムクックやフェディリギをカメラで撮影してみましたがこの大きさです。

Keynoteは、始まる前にオープニングムービーが流れます。まわりはなんかすごいウケてるんですが、英語が分からないのでなんで笑ってるのか分からず・・こういった体験をすると英語ができるようになりたいという想いが強くなりますね。

Keynote全体の内容は他のまとめサイトなどで詳しく書いてありますので省きますが、一番会場が盛り上がったのはSwiftのオープンソース化のところ。盛り下がったのはOne more thingでTimがmusicという単語を発した瞬間でした(笑)。

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Keynoteが終わったあとはランチの時間です。WWDC会場ではランチが毎日出ます。ビーフかチキンかベジタブルが選べる少し大きめのサンドイッチみたいなものです。正直あまりおいしくなかったです。会場で食事をしたのはこの日が最後でした。

Platforms State of the Union

Platforms State of the UnionはKeynoteで紹介した概要で技術的な概要にもう少し詳細に踏み込んで紹介してくれるセッションで、毎年開催されます。コードの話はもちろん、Xcodeの操作方法やDemoも紹介されるので、エンジニアにとって有意義なセッションです。

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ランチを食べ終え、メイン会場に来てみるとこのセッションもまた並ぶことが判明。とても過酷ですね。。やることもないので床に座って並びながら時間をつぶしました。入場してみるとこのセッションはプレス席がないのでかなり前の席に座ることができました。しかし、いざセッションが始まると徹夜がたたりほとんど寝てしまいました。。セッションはあとからビデオで見直しましたが、今考えるとKeynoteに並ばずにこのセッションに体力を温存しておいた方がよかったなという感想です。

次のセッションは優れたアプリの表彰がされるAppleのデザインアワーズがありますが、あまりにも疲れていたので会場の有線LANダウンロードエリアでXcode7 Betaをダウンロードしてこの日は終了となりました。

Fabric WWDC Party

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同僚と夕食を済ませたあと、FabricのWWDCパーティーのチケットが当たっていたので一人でナイトクラブに参加してきました。夜間の一人歩きは怖いのでUberに乗って2ブロック先の会場へ。ドライバーに本当にここでいいのと確認されました(笑)

最初に日本人2人と遭遇しました。少しだけ話すことができましたがその方たちはちょうど帰るところだったため、その後は孤独な感じでフロアをウロウロしていました。爆音のクラブで話しかける勇気がなかったので端のほうのテーブルにいたら、メキシコの方たちに話しかけてもらいました。君は何のプロダクトを作っているのという感じで会話が始まり、弊社の英単語サプリを見せたらIt's so cute!と言ってもらえました。

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Is this SpriteKit?と聞かれ、「うちもSpriteKit使ってるよ」みたいな話で盛り上がりました。しかし、ほとんど英語が分からないので、それほど中身のある会話はできませんでした(笑)。他の外国の方とも少し話してみましたが、ミートアップ系のイベントでは、どんなアプリを作っているか、どんな技術を使っているか、出しているOSSのライブラリなどの話から始まるので、そのあたりを英語できちんと話せるように練習しておくとよかったなと思いました。

とにかく、これで長い長い1日(2日?)がこれでようやく終わりました。

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