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第59回アドテク部勉強会&TGIFレポート

2017/02/13kenkoooo

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エンジニアの中村です。C++のstd::get_moneyという関数を教えてもらい、名前だけで好きになりました。

RCOアドテク部では、数名の社員やゲストが飲食しながら自分の好きなテーマで発表する「アドテク部勉強会&TGIF」なるものが隔週金曜日の夕方に行われています。第59回の勉強会は、機械学習の国際会議 NIPS 21016 とデータマイニングの国際会議 ICDM 2016 に出張していた3人が発表しました。

NIPS 2016 参加報告

NIPS 2016 に参加された機械学習エンジニアの佐野さんと棚橋さんに、NIPSの様子や気になった研究の概要などをお話いただきました。 詳しくは参加報告の記事にも載っています。機械学習・AIブームの追い風もあってかNIPSは参加者が指数的に増加しているそうです。 数年後には全人類がNIPSに参加することになりそうですね。

ICDM 2016 参加報告

ICDM 2016 に参加した私が発表させていただきました。ICDM では前職で参加させていただいたネットワークのフラクタル性を高速に検出する研究について発表していて、今回はその内容をざっくりと話しました。 ICDMについては参加報告の記事にありますので、こちらをご覧ください。

今回の発表では「そもそもフラクタルとは」というところから話しました。 頂点の次数や平均距離といった代表的なネットワークの性質を表す指標は局所的なものが多いですが、ネットワークがフラクタルである(自己相似である)というのはネットワーク全体を表す指標であり、ネットワークを分類する際に重要な指標のひとつになると考えています。 また、多くのネットワークはフラクタルでなくスモールワールドなグラフである中、スモールワールドと言われていたウェブグラフがフラクタルであるということが示唆されたのも面白い結果だと思います。 (もっとも、ウェブグラフがフラクタルであるようだということは少し前の研究で言われていましたが、さらに大きい数百万頂点の実グラフでもそうであるということが言えたのは本研究が最初です)

論文執筆時は私はプログラムの実装と実験を担当していて自分の仕事で精一杯だったので、研究内容自体の面白さについてはいまひとつ理解していませんでしたが、ICDMでの発表や、その後の報告などを通してこの研究の面白さが実感できた気がします。 発表を任せて下さった共著者の皆さまや、出張に送り出してくれたアドテク部に感謝します。

個人的に一番頑張った「2つのヒープと128個の平衡二分探索木をサブグラフが飛び交う」部分の実装についてはなかなか話す機会がないので、ぜひ論文の擬似コードや実装のソースコードを見て大変さを分かち合っていただければと思います!

今回のご飯

今回のご飯はピザでした。昔はピザはクリスマスの時くらいしか食べなかったのですが、エンジニアになってからは勉強会のたびに食べている気がします。

また、ICDMの懇親会でコドーニュのワイナリ見学ツアーがあったのですが、その時飲んだスパークリングワインのCAVAの味が忘れられず、今回差し入れさせていただきました。バルセロナのホテルでは朝からCAVAが飲み放題だったのが印象的でした。

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RCOアドテク部では国際会議に行って最新の研究を仕入れてくる事もできるエンジニアを募集しています。

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