リクルート メンバーズブログ  今年AWSを触り始めた私がre:Invent2023に参加してきました

今年AWSを触り始めた私がre:Invent2023に参加してきました

この記事は
リクルート ICT統括室 Advent Calendar 2023 19日目の記事です。

はじめまして!リクルートICT統括室の浅野 碩斗(asano0u0_h)です。
インフラ領域のエンジニアを担当しており、最近クラウドの世界に足を踏み入れました。

この記事は、世界最大級のクラウドテクノロジーの祭典、AWS re:Invent 2023に初参加してみたレポートです。
re:Inventに興味がある方、来年の参加を検討されている方に、この記事が少しでも参考になれば幸いです。

re:Inventとは

re:Inventは、5万人を超える参加者が集まる、世界最大規模のAWS技術カンファレンスです。

2000以上にも及ぶセッションでは、新サービスの解説や、ベストプラクティスの具体的な事例紹介、AWSのエンジニアに直接質問を投げかけながら学べるハンズオン学習など、多岐にわたるコンテンツが用意されていました。

また、AWSのCEOやCTOによるキーノートスピーチやAWSパートナー企業が一堂に介する展示会EXPO、各種ワークショップ、そして参加者間の交流を深めるネットワーキングイベントなど、AWSに関する知識をアップデートし、AWSの専門家と交流できる様々な機会が提供されています。

会場

今回は、ラスベガスの華やかな大通りに軒を連ねる、全5つの高級ホテルが会場となりました。(Venetian, Caesars Forum, Mandalay Bay, MGM Grand, Wynn)

ホテルそれぞれに独特の雰囲気があり、中を歩いているだけでも凄く楽しいです。
ただホテルの中は想像以上に広くなっているので、初見だと結構迷うと思います。

スケジュールに余裕があれば、少し早めに現地に向かい、ホテル内を一通り探検してみると安心かもしれません。もし迷子になってしまったら、近くの人に道を聞いてしまうのが間違いないです。現地スタッフや、AWSバッジをつけたre:Invent参加者が必ず周りにいるはずです。

私も土地勘がなくて、初めていくホテルでは毎回迷子になっていました。遅刻ギリギリで焦るシーンも沢山ありましたが、現地の方々に何度も道を教えていただいたおかげで何とかなりました。

ホテル間の距離も結構あります。
メイン会場のVenetianから一番遠くにあるMandalay Bayの間はおよそ4km離れています。歩くのはつらいです。タクシーやUberは簡単につかまえられるのでおすすめです。私はUberで人生初のテスラに乗ることができて感動しました。

スケジュール

今回は、11月27日から12月1日までの5日間にわたり開催されました。(最終日は午前中のみの開催)

前半の4日間がメインとなり、連日数百のセッションが開かれ、AWSのCEOやCTOによるキーノートスピーチがあります。新サービスのリリースをはじめとした多くの重要な発表が行われました。
また、最終日の夜(11月30日)には、イベントの締めくくりとしてアフターパーティー「re:Play」が開催されました。

ちなみに、セッションの予約は、10月中旬から開放されます。
一部人気のセッションは、予約開始から数時間しないで枠が埋まってしまうこともあるため、絶対に見たいセッションは早めの予約がおススメです。日本時間で深夜2時ごろに予約開始でしたが、寝ずに待機したおかげで気になりセッションは一通り予約することができました。

とはいえ朝起きると、半分くらいのセッションが満員になっており、結構本気の争奪戦でした。明日でいいやにしていたら危なかったです。

EXPO

会場では、世界中のAWSパートナー企業が各社ブースを展開していました。

ブースを訪れることで、各社の製品デモを視聴したり、ステッカーなどの様々な記念品を手に入れることができます。特に興味があるプロダクトのブースには、積極的に訪れましょう。スタッフの方といろいろ話してみることで情報のアップデートができたのでとても良かったです。

世界中から本当に多くの企業が出展しているので、今まで知らなかったソリューションやプロダクトに出会えるのも魅力です。

DatadogのブースではNW機器監視のデモが見たいと伝え、いろいろ見せてもらいました。DatadogのUIはとにかく直観的です。システムのどこに課題があるのか、視覚情報としてダイレクトに伝わってきます。AWSとの相性も良いようで、オンプレ機器を含んだハイブリッドな環境の監視にも効果的な印象でした。

AWS SkillBuilderのブースでは、Cloud QuestというAWSについてゲーム感覚で遊びながら学べるサービスの紹介をしてもらいました。AWS世界の住人がさまざまな困り事を、AWSサービスを使って解決していくというようなハートフルなストーリーになっています。

実際触ってみると、Cloud Practicionerレベルの初心者向けのものからProfessionalレベルの歯ごたえのある問題まで用意されていて、やりこむと相当AWSに詳しくなれる気がしました。チームで競争みたいなこともできるようで、モチベーション高くAWS学習をするためのソリューションとして、とてもよいと思いました。

Meals

会場のホテルによってはホールで朝食や昼食が提供されることがあります。

食事は好きなものを選べるビュッフェ形式です。持ち帰り用のお弁当もありました。
私はVenetianでMealsを頂きましたが、会場も凄く広いので、座席は安心して確保できると思います。
セッション前に同じホテルでごはんを食べてから向かうと、時間効率もいいのでおススメです。

AWSの方いわく、年々料理のレベルがあがっているとのこと。特にソーセージとガパオライスが美味しかったです。毎日メニューが更新されるので、タイミングが合えば是非行ってみるとよいと思います。

認定者ラウンジ

AWS認定資格を持っていると、専用の休憩ラウンジに入ることができます。

資格にちなんだ記念品を手に入れることができたり、セッションのインターバルに休憩スペースとしても活用できます。机も沢山あるので、ちょっとした作業や仕事もできました。

時差ボケで唐突な睡魔に襲われることも稀にありましたが、ラウンジの飲み放題のコーヒーに救われました。軽食のクッキーもすごく美味しいです。

もしre:Inventにこれから参加される方は、是非何か資格を取ってから参加されると、より一層イベントを楽しめると思います。

Keynote

Keynoteでは、AWSの役員やCEOが登壇し、新しい製品やサービス、重要なアップデートについて発表します。

初日夜のMonday Night Liveから始まり、全5回のKeynoteが行われます。私は全て出席しましたが、どのセッションも超満員で大いに盛り上がりました。実際に参加してみて本当に良かったです。

特に刺激を受けたのは2日目、AWSのCEO、Adam Selipsky氏による発表でした。

2日目:KEY002 (Adam Selipsky, CEO)

Graviton4やAgents for Amazon Bedrockといった多くのアップデートが公開されましたが、最も注目すべきは生成系AIアシスタント、「Amazon Q」の発表でした。

発表の瞬間は、会場のいたるところで歓声があがり、拍手喝采の大盛り上がりでした。発表後もしばらくざわめきと熱気が続き、いかにとんでもないサービスが発表されたか伝わってきました。現場の熱量を感じられるのもリアル参加ならではの醍醐味なので、本当に行ってよかったなと思いました。

「Amazon Q」とは、AWSマネージドコンソールに組み込まれた、AWSに特化したAIチャットボットです。アプリケーションの構築方法を尋ねたり、AWS上で発生したエラーのトラブルシューティングをその場で行う事ができます。

さらにAmazon Q For Business Useでは簡単にRAG(Retrieval Augmented Generation)の構築ができます。S3バケットに企業情報のドキュメントを保存しておけば、各企業にカスタマイズされたチャットボットの構築がすぐに行えます。他にもコーディングの支援、Jiraチケットの自動起票など多様なユースケースに対応しています。

私のチームでもAWS環境の構築を頻繁に行っており、分からないことがあるときはサポートに問い合わせたり、ネットで記事を探しながら作業を進めています。AWSは情報が豊富なので、オンプレミスの設計と比較すると、必要な情報を手に入れ、問題解決に至るまでの時間は短縮されたと感じています。しかし、Amazon Qを導入することで構築もオペレーションもさらなるスピードアップが見込めるのではないかと考えています。執筆時点ではプレビュー版で、英語のみのサポートですが、今後の進化を含めて楽しみなサービスなので、個人的にはぜひとも試してみたいです。

参照:
Generative AI Powered Assistant – Amazon Q – AWS
What is Amazon Q (For Business Use)? – Amazon Q

気になったセッション

私自身がVDI領域のエンジニアとして働いているので、Amazon WorkSpaces Thin Clientの発表には特に注目していました。

これはWorkSpaces専用のシンクライアント端末を提供する新サービスで、その見た目は非常にスタイリッシュであり、一目見てAmazonの端末であることが分かるデザインが魅力的です。

記事を執筆している現時点では、このサービスは米国内のみでの販売になっており、まだ東京リージョンでは利用が開始されていません。サポート開始が楽しみで待ち遠しい限りです。
利用手順については以下の公式ブログに詳細がありますのでご参照ください。

参照:
新しい Amazon WorkSpaces Thin Client は、仮想デスクトップへ費用対効果の高い方法で安全にアクセスできます。 | Amazon Web Services ブログ

おわりに

今回、人生で初めてAWS re:Inventに参加してきました。現地の興奮や、世界が求めている最新テクノロジーを自分の目で見て、体で感じることができたのは、本当に貴重な経験だったと思います。そして何より、AWSへの学習モチベーションが急上昇しています。

はじめての体験で色々緊張もありましたが、素敵なイベントなので、皆さんも機会があればぜひ参加してみてください!きっと新しい発見や刺激があるはずです。
次回も参加できるよう引き続きAWSの運用を頑張って参りますので、来年は現地で皆様とお会いできることを楽しみにしております!

リクルート ICT統括室 Advent Calendar 2023では、リクルートの社内ICTに関する記事を投稿していく予定です。もし興味があれば、ぜひ他の記事もあわせてご参照ください。